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Iターン住まい探し [Iターン]

今日の午後、仕事の合い間に池田町(安曇野市の隣町)に暮らす
知人宅まで所用があって出かけてきました。
その御宅は私と同じ関西出身のご夫婦で、
数年前にご主人が定年退職されたのを機に信州へ転居されてきた、
いわゆるひとつの『Iターン者』と呼ばれる方々です。

近年、定年退職した後に大都市を離れ、田舎へ移住するという人々が増加している模様。
とくに今後は団塊の世代の退職時期にさしかかる頃というわけで
東京や大阪などの大都市圏からこれまでになく多くの50代60代の人たちが
ローカルライフを求めて信州をはじめとする地方への移住を希望しているようです。

で、そうした退職組の大半は基本的に新天地で職探しをすることがないので
住居探しの要件に職場との関係を考慮する必要がなく済んだりします。
どんな地域に暮らすのかは人それぞれの思いがあり、
またその探索方法もまさに人それぞれ。
都会で生活しているうちに田舎の物件(土地や古家など)を物色して購入し、
リタイアした後さっそく移住するというパターンが一般的ですが、
その探索をかなり以前から(例えば40代後半頃、あるいはそれより相当前から)始め、
まだ都会で仕事をしているうちは別荘感覚で利用を続け、
来るべきリタイア後はそこを“終の棲家”とするパターンも結構あるようです。
(実際、当事務所でお手伝いした別荘などで、そうした思いの建築主さんが多くいらっしゃいます。)

いづれの場合も都会で生活しているうちに新しい生活場所(不動産物件)を探し、
新天地への引っ越し=自己所有の住まいとされるわけですが、
なかにはとりあえず新天地の生活を借家住まいでスタートさせ、
現地で日常生活を続けながら不動産物件を探し求めるという方もいらっしゃったりします。
その際、都会での生活拠点だった家(マイホーム)を処分した上で引っ越してくるか、
あるいはそのまま都会の家を保持したままにしておくかどうかは
その人の考え方や経済事情などによって異なってくるでしょうが、
いづれにしても“まずはその土地で生活を始めてみる”というスタイルになるわけで、
それは都会とは異なる新天地の生活習慣や気候の違いなどを肌で感じられる
貴重な経験となっているようです。
不動産物件を探す上でも、土地の習慣や気候をじっくりと経験してから探すのは
都会に暮らしながら短期間で物色するのとは違う効果があるようです。

トップに記した関西出身の知人夫婦も、そうした移住パターンを実践した方です。
信州…安曇野にひとまず借家での生活をスタートさせ、それからじっくり時間をかけて
あちこちの土地を巡り、納得いく場所を見出されました。
とりあえずの借家住まいは単純に考えれば引っ越し作業が1回分増えるわけで
費用もそれだけ要するわけですが、時間的経済的事情が許すのであれば
Iターンの選択肢のひとつとして実利の多い方法ではないかと思います。

そもそも生活様式というものは人それぞれに異なるものですし
移住やIターンといった行為もどういうやり方が正しいのかなんて、
これといった正解があるわけではないですよね。
どんなパターンで生活拠点を移すにせよ、焦らずじっくりと考えて
新しい生き方を見出して欲しいと思います。

写真は件の知人宅の居間に据えられた薪ストーブと
そこから望むことの出来るアルプスの峰峰です。
ご自身の生活様式にマッチした、素敵な住まいを創られて
充実した日々を過ごしています。

(暖かいヨツールの薪ストーブ)

(リビングより有明山と燕岳を望む)


都会と田舎 [Iターン]

数日前のことになりますが、テレビのローカルニュースにて
長野県が製作している、あるホームページのことが紹介されていました。
田舎暮らし 楽園信州』というタイトルで
長野県庁のウェブサイトの一部に新設されたページです。

内容は、都会暮らしの人たちにもっと自然豊かな信州と触れ合って頂き、
信州に定住することも含めて積極的に応援して行きましょう、というような感じになっています。
遊び情報から生活情報に至るまで、信州全般に関するポータルサイトとして位置づけられ、
県外の人達がこうしたサイトの閲覧をきっかけとして、今まで知らなかった信州の一面を
発見することに繋がって行けば、それはそれで大いに結構なことですし、
今後のサイト内で提供される情報のますますの充実に期待したいと思います。

また、このサイトのなかに「楽園信州の住人紹介」というコーナーがあるのですが、
じつはこのコーナー内に私の紹介記事が掲載されています。
県外出身者で、のちに信州へ移り住んだ人たちの、長野へ来るに至る経緯や
定住した後の生活などについての簡単な紹介記事なのですが、
他の“住人”の方と合わせまして、私の記事もご一読頂ければ嬉しい限りです。

ところでこの楽園信州のサイトは“現在、都会暮らしをしている人々”を主な対象に、
「田舎の信州」をアピールすることがその主たる目的となっているらしく、
ここでいう“都会”とは東京や大阪といった大都市圏のことを指し、
“田舎”は長野県のなかでも山間部や農村部といったエリアを指しているようです。
サイト製作に協力している町村を見てもやはりそうした“田舎エリア”ばかりです。
でも、信州の魅力というのは当然ながらそうした山間部や農村部だけではなく
都会(←あくまで県内レベルにおいて…)である長野市や松本市などという地域も
信州の魅力を語るに欠かせないエリアであるのは言うまでもないわけで。

自然豊かな信州に憧れを抱き、そしていづれはここで暮らしてみたい……。
そう考える人達は多くいらっしゃるでしょうが、でも「自然豊かな場所がいい」という感情は
「田舎暮らしをしたい」という気持ちと必ずしも=(イコール)では結ばれないと思うのです。
例えば「スキーや登山が好きで、身近にそうしたエリアがある信州で暮らしたいけれど
でも実際の生活(経済面&交通面など)で不便を感じるのはイヤだ。」
なんていう人もなかには存在するわけですね。

“都会”の対義語として“田舎”という言葉があり、
信州の素晴らしさを強調する上で、この“田舎”というキーワードは
非常に重要な位置を占めることになるのは確かだと思います。
ただ、同時に“都会”や“田舎”という言葉は、視点の置き所ひとつでどうとでも解釈できる、
じつに曖昧な表現だったりします。
“松本市は都会か田舎か?”なんていう質問をしてみても、
この答えはその人の視点の置き方や生活スタイルによって、
ガラッと変わってしまうはずです。

もっとも、そうした微妙なスタンスに位置するエリアが
じつはわたし個人的にはなんとも言えず住み心地の良い場所だと感じたりもするわけでして。
松本周辺地域に該当する安曇野=穂高エリアというのは
私の理想とする生活スタイルで考えるとかなり“ツボ”にはまったエリアだったりしています。
その辺の話もしてゆきたいところですが、書き始めると長くなりそうなので
またいづれ改めて書かせてもらおうかと思います。


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新・信州人倶楽部とIターン [Iターン]

直近のブログ書き込みから、2週間以上も経ってる……。(大汗)
いやほら、現場が忙しかったり確定申告があったりであれやこれやと。。。。。。
と、まず最初に言い訳からスタートする、ダサいわたくしです……。(滝汗)

以前のブログで、「新・信州人倶楽部」なるもののことをチラッと書きました。
Iターンで長野県に移り住んだ人たちのネットワークサークルで私も2001年の春頃に入会して、
今は会員数も70組を超えていて、県内だけでなく東京や大阪などの大都市圏を中心に
信州での暮らしに憧れ、Iターンを計画している人たちも数多く居る………
と、いうような内容で、「詳しくは後日改めて」みたいな感じで書き終えて
そしてその「後日」が本日ようやくやって来ました。
(というか、単に書くのを不精していただけという……。)

13日の日曜日、倶楽部の総会がありました。
総会といっても、もともとそんな仰々しい集まりではないので
お定まりの活動報告とか会計報告などを済ませて、
会場近くを流れる梓川の河原へと足を運んで
全国的にも珍しい「けしょうやなぎ」の群生しているのを見物したり、
今回の私は午後から仕事の打ち合わせがあったので昼食後に退席しましたが、
出席していた人たちはその後もざっくばらんなトークタイムのような雰囲気で
和やかにひと時を過したようです。

で、この倶楽部は上にも書いたとおり、
「Iターン」で信州へすでに「移住」して来た人がその集まりの中心となっている訳ですが、
それ以外にも県外在住の信州「移住」希望者の方が大勢いらっしゃいます。
もちろん倶楽部会員以外にも幾千幾万(は、ちと大げさ?)の移住希望者が
首都圏をはじめとした他地域に存在するようで、
さらには信州出身で今は県外に居るけれど、ゆくゆくは生まれ故郷に戻って生活したい、
と考えている「Uターン」組も少なくないそうです。

Uターンの人たちは個人差はあるでしょうが土地に所縁のある方が殆どでしょうけど、
Iターンの範疇になる人たちは逆にその殆どが信州に縁も所縁もない人達だと思われます。
(事実、数年前の私がそのひとりでした。)
なので、いざ憧れの信州へ移り住みたいと願っても、
仕事やら住居やら家族のことやらその他生活全般のことやらで心配になって
ついつい二の足を踏んでしまう、という人も少なくないようです。

たしかに同じ引っ越しでも隣町に行くのとは勝手が違う点も多々ありますし、
親類縁者の無い地域での暮らしは不安な面もあるかと思います。
ただ、最近はインターネットなどでも地方の情報収集がかなり出来るようになっていますし、
長野県に限らず各地方自治体も積極的にIターンなどの支援活動に取り組んでおり、
各地の支援活動を政府機関もあれやこれやと取りまとめてくれているので、
そうした情報収集から不安な部分をひとつひとつ打ち消して行って
最終的には自分の納得する形のライフスタイルを確立していって欲しいなと思います。
それが「Iターン」「移住」という結論になるのか、在所でそのまま頑張り続ける事にするのか、
判断はそれこそ人それぞれでしょうが。。。

ちなみに私の暮らす穂高町、というより安曇野界隈に関する情報をお求めの方は
どうぞこちらのサイトをご参考にしてみてください。
件の新・信州人倶楽部の仲間のひとりが作っているHPで
安曇野地域の生活情報が詳しく解説されています。
で、こちらではブログも公開していて、倶楽部のことが最新記事で書かれています。
安曇野ライフ

(初めてのトラックバック。うまく出来ているんでしょうか……?)

それから新・信州人倶楽部のサイトはこちら


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