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棟が上がりました [家づくり]

火曜日頃から建て方の始まった白馬の別荘建築は
あっという間(といっても2日半ほどの間)にログ壁の組上げ作業が終わり、
その後小屋組を行ない、木曜日には無事に棟を上げる事が出来ました。

ハンドカットログの躯体工事は、壁面に使用するログの材積がハンパでない代わり、
常にクレーンを用いた作業となるので、見た目のボリュームの割には
作業自体に費やす日数はさほど多くを必要としません。
ただ、材積がハンパでないということは積上げ前に仮置きするスペースも相当必要となる訳で、
さらにログだけでなくその他建材の類も数梱包ほど用意されているというなか、
結局今回の現場では仮組みをした加工場からの移設はその日使用するログだけの
搬入に留められることとなり、毎日トラックでの小運搬作業を強いられることとなりました。

(現場での仮置き)

160坪オーバーの敷地で建蔽率20%という規制のなかで計画された建物なので
敷地の残りはけっこうあるにはあるのですけど、隣地や道路境界からの壁面後退距離を
それぞれ4~5mほど確保していることもあり、材積の大きいログシェルの仮置きや
クレーンの旋回可能範囲やその耐加重など、あれやこれやの事情を勘案すると
実際に仮置き場所として利用可能な敷地部分が少なかったりするのです。
まあそんなこんなの事情でも、棟梁はじめ建て方に参加した職方は
みなログハウス建築のベテラン揃いなので、上手い具合に施工を続けて
無事に棟上げまで作業を終えて頂く事が出来ました。

(クレーンを使った作業)

週末の午後には建築主さんが現場に訪れくださり、
同じく現場に来て頂いたJIO工房の小田さんと家具関係の打合せを行いました。
懸案となっているのがダイニングテーブルと椅子の大きさについて。
食堂となるスペースに10人掛け規模の大きな天板のテーブルを据える計画なのですが、
周囲の壁との距離や全体のスペースの絡みで微妙な大きさの検討が必要となり、
建て方でログが積み終わった時点で実際に現場にて空間の検証をしてみようと
この日現場打ち合わせとなった次第。
あれやこれやと建築主さんと小田さん、それに私の3人で話し合い、
最終的な結論には至りませんでしたが、基本計画で当初想定していた長さよりも
若干ながら短くするような感じでまとまって行きそうな具合となりました。
日曜日の今日、JIO工房に建築主さんにご来訪頂き、改めて小田さんと打合せを行う予定です。

(祝、上棟!)

さて、今後の現場はまず降雨による建物への影響を最小限に抑えるため、
屋根仕舞いを最優先に取り組みます。
垂木、野地板、そして防水下地のシートを張って、鋼板の仕上材を葺くことになります。
躯体工事は安全最優先であるのは当然ですが、同時に時間との勝負でもあります。
上の写真を撮影した直後からは足場の架設も行われました。
足場が解体される頃には立派な迫力ある外観のログハウスが
お目見えすることとなるでしょう。


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