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内覧会、御礼 [家づくり]

またまた少し遅れ気味の報告を。。。

去る10日(土)~11日(日)の2日間、
ログハウス建築現場の完成内覧会を催させていただきました。
まずは新築早々の建物の利用について快くご承諾頂きました、
建築主様に感謝申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。
そして期間中にご来場頂きました皆様方に、厚く御礼申し上げます。
先週半ば頃の週間天気予報では土日ともに雨マークが灯っていましたが、
いざ当日を迎えてみれば上手い具合に天気は持ちこたえてくれ、
好天とはいかないまでも、ありがたい天候のまま無事終了できました。

今回の内覧会で御覧頂いたのは安曇野の別荘地に建つログハウス。
フィンランドの工場で加工されたプレカットの角ログを積上げたタイプです。
室内のログ以外の壁や天井、床などといった造作も主にフィンランドから輸入した
パイン(欧州赤松)材を使用し、木の香がほどよく漂ういい雰囲気に仕上がっています。
外観は以前の記事にも書いたように、木部を濃茶色とし、
妻壁を純白の漆喰にて仕上げてみました。

(外観)

塗装が作業開始前に実験したサンプルよりも若干濃い目に仕上がってしまい、
雰囲気を和らげる意味もあって建具周囲の額縁を白く塗装し直したりしましたが、
全体として日本の伝統的な民家建築で多用されている色調に似た風情となり、
安曇野というエリアの景観の一部としての建築物という観点からすれば
なかなか良い趣に仕上がったのではないかと、私的には満足しております。
(塗装作業自体は結構大変なこともあったのですが。)

室内空間で特記したい点は幾つもあるのですが、
特に内覧会で来場された皆さんの目を引いたのは
やはりオリジナル製作した木製キッチンカウンターでした。

(居間側)

(台所側)

今回はカウンター兼用とした広い天板を持つ対面型で、
同地域にて昨年春に施工した案件と似たような納まりとなりました。
天板などのメイン素材には“クリ”を採用。
使用頻度の高い“タモ”に比べ曲線的な木目が比較的ハッキリと浮き出て、
笑窪のような小さな節がところどころに見られて自然な風合いが特徴的です。
台所側の天板下部の納まりは、昨年の案件同様にバスケットフレームを主体とした
引き出しを多用しており、基本的に扉の類は設けていません。
お客さんの訪問などがあっても特に見られる心配のない位置のこと。
とにかく実用重視で納めてみました。
以前は幕板をつけた木製の引き出しを多用する機会が多かったのですが、
このフレームタイプは上述した昨年の案件にて建築主さんの側から提案を受け
それを採用したのが始まりでした。
そうした歴代(?)の建築主さん達の貴重なご意見ご提案を反映しつつ、
新しい案件での造作にこれからも取り組んで行きたいと思います。

現場の方は残っている細かな雑用を完了させ、
次週末頃に引渡しの運びとなる予定です。
無事に引渡しが済みましたら、また完成写真などを本宅のほうに
アップして行ければと考えています。
工事全般の感想なども記事にできればと思っています。


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abx

すばらしいキッチンですね。予算的には、どうなんですか?
システムキッチンとお値段もよさそうですが・・・
by abx (2006-06-17 18:38) 

のぶさん

>abx さん
こんにちは、コメントをありがとうございました。

一般の住設メーカーがラインナップしているシステムキッチンでも
価格帯がすごく広いですから、単純比較は難しいですが。
ただ、割高感を受けるほどの予算にはならないと思います。
(もちろん金額の高い低いは主観にもよりますが。)
なによりその家のしつらいや住まい手の考えに応じた造りができるので
直接的な金額には反映し得ないメリットがあるのではと考えています。

abxさんのブログを拝見しました。
ログハウスにお住まいなんですね。
いっぱいいっぱい手をかけて、
これからも素敵なおうちを創り上げていってください。
by のぶさん (2006-06-18 09:10) 

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