内覧会終了

ただでさえ時間の経つのが早く感じてしまう昨今なのに
ブログを書き始めてからは時の流れが加速してしまったかのよう。
あっという間に前回の記事から時間が過ぎてしまい、
先週末に実施された現場見学会の報告も今頃になり……。

というわけで、２３（土曜）２４（日曜）の両日にわたり、
ログハウスの建築現場完成（直前）見学会を催しました。
まずは会場として利用する事に快く応じて頂いた建築主様に感謝いたします。
また、貴重な休日に足をお運び下さったご来場者の皆様、誠に有難うございました。
ＨＰのほうでも記しましたが、改めまして御礼申し上げます。

それにしても久しぶりの現場見学会＝内覧会ということで、主催者として緊張しました。
ハウスメーカーや工務店の営業の人たちなら、
こういうシチュエーションはきっとお手のものなのでしょうね。
私は……駄目ですねぇ。
人とお喋りするのは苦手じゃなく、むしろ喋り好きなほうだと思いますけど、
こと接客という場面になっては上手く口が開いてくれません。
“ログハウスの良さ”とか“無垢の素材の素晴らしさ”なんてことが明瞭簡潔に説明出来ない。
“来場者から見た気になる点”とか“建築計画”のこととか尋ねてみたいのに尋ねられない。。。

でも、内覧会というのは新しく出来上がったおうちのお披露目が第一。
来場者が自身の目で直接観察し、肌に直接触れて体感してもらうことがなにより大切なこと。
余所様のお宅拝見なんていうのは雑誌やテレビを通じてならともかく、
直接なんていうのはそうそう簡単に出来るものではないわけで、
そういう意味では皆さんに貴重な場を提供出来たのではないかと、
主催者なりに満足感も得ております。

で、今回の内覧会は“完成直前…”という状況だったので
幾つかの工種が完全に仕上がっていないまま見学してもらうことになったのですが、
それでも大工さんをはじめとした職人さんたちの週末までの頑張りのお陰で、
完成お披露目と称しても違和感のないほどの内覧会となりました。
（リビングからキッチン方面を眺める）

そんな工事途中の内覧会にあって、今回もっとも注目を集めたのが
ＪＩＯ工房製作の“オリジナル木製キッチン”でした。
主催日前日の折込広告にて“当事務所が木工家具作家と共同プロデュースした
オリジナル木製キッチン・食器棚……”云々と告知したこともあり、
それを目当てに足を運んで下さった方も何組かいらっしゃったようです。
（ありがとうございました！）
（オリジナル木製キッチン）

キッチンに限らず設備機器全般……否、住宅という器の全般が
そこに暮らす人＝建築主さんとその家族の個性の集大成です。
当然ながら家造りにはそうした個性が端的に表現されているわけで。
今回のキッチンに関していえば、“なるべくシンプルに”という基本スタイルと
“対面カウンター併設でゆったり”とした天板の製作が求められました。
そのほか、吊戸棚をなくして高い開放性を保つ一方で
一定容量以上の収納スペースの確保を実現せねばなりませんでした。

建築主さんご夫妻のこだわりを具現化すべく、幾度となく打ち合わせを重ねた結果が
上記写真の木製カウンターキッチンです。
ただしこの写真は引出し等の付いていない、未完成の状態。
また収納棚はこのキッチンの背面なので写真には写っていません。
完成写真はまたいづれアップしたいと思いますので、しばしお待ちの程を。

その他、大工さんのきめ細かなしつらいや、素材・加工部材の良さも拝観して頂く事が出来、
またそのことを見学者の皆様から口に出して評価してくださったことに対し
大変嬉しく感じた次第です。
こうした良質素材と優秀な職人さんの仕事を御覧頂き
今回お越しいただいた方が将来家造りをされる際の良い参考例となれば私も本望です。

今回の建物はあと数日で完成、そしてめでたくお引渡しへと移行してゆきますが、
過去の設計施工物件においてもオーナー様のご協力にて見学訪問が可能ですので、
真剣に家造りをご検討の方は是非ご相談下さいませ。
お問合せはホームページ記載の連絡先まで、お気軽にどうぞ。