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屋敷林と歴史的まちなみプロジェクト [安曇野・穂高]

以前、“安曇野ブランドの住宅”について書いた記事のなかで、
そのプロジェクトの元となっている安曇野ブランドデザイン会議について
少し触れたかと思います。
そのブランド会議のなかからまた新しいプロジェクトが設立され、
本日正式に活動のスタートをきりました。

「屋敷林と歴史的まちなみプロジェクト」

安曇野地域には歴史のある屋敷林が数多く残されています。
屋敷というのですからそれらは民家=民有の敷地に佇む林なわけですが、
個人所有であるのと同時にその価値は地域の歴史的資産とも呼ぶべきもので、
水田とともに安曇野地域の伝統的風景の象徴として存在し続けています。

ただ現実問題として屋敷林を持続させるためには相当な費用も要求され、
その他さまざまな理由によって維持管理が困難となった民家から
貴重な屋敷林が少しずつ消え去ってしまっているのが安曇野の現状でもあります。

そんななかで発足したこのプロジェクトですが、
これは屋敷林保全だけを考える単純な視点ではなく、
そこから感じられる地域らしさ、安曇野らしさを大切に受け継ぎ、
屋敷林だけでなくまちなみ全体を多面的に見つめ直して、
これからの安曇野のまちづくりや家づくりなどに
活かせて行けるようなヒントを探し、実践していこうという
そんなプロジェクトです。

ちょっと小難しくなってしまいましたが、
要は「緑や木々の溢れる安らぎあるまちなみ、
みんなが穏やかに暮らして行けるまちづくりをしよう」
ということが目的で、そのためのきっかけとして
屋敷林をテーマに掘り下げてみましょうということです。

プロジェクトでは今後、まずは地域の屋敷林を自分たちの目で見て
肌に触れ、そこに暮らす人たちの思い(誇りや苦労)を受け止め、
それをより多くの市民のかたと共有できるように
実践活動をしてゆく計画です。

また折に触れて経過報告できる機会があると思いますが、
プロジェクトのベースとなったグループのブログが公開されていますので、
そちらも併せてご覧いただければうれしい限りです。

「まちづくりネット安曇野」
http://azumino.cocolog-nifty.com/keikan/
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