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土地利用市民検討委員会(其の七) [安曇野・穂高]

本日、11回目の会合。
今月初旬に都市計画などの専門家で構成する専門委員会も開催され、
最初はその討議内容について事務局より説明があり、
その後は前回エントリーでも書いたとおり、今回からはテーマ毎に3つの分科会に分かれて
的を絞った討議を進めていくことになりました。
3つの分科会の大きなテーマは以下の通り。

「農業・開発に関する点」
「住宅・商業・工業に関する点」
「建物形態に関する点」

ちなみに私はみっつめの建物形態に関するグループに属することになりました。
まあ日常の仕事とモロ直接絡む問題なので、当然といえば当然ですが。
で、他のふたつの分科会の詳細はよく分からないので割愛して、
建物形態分科会に関するまとめをば、ちょっと。
といっても今日のところはどういう小テーマに分類して話し合うかを確認しただけでお終いでしたが。

まず、検討のテーマを大きく7つばかしに分類して考えてみることにしました。
1)「種類」=住居系、生産系、商業系、公共系など、建物の使途に分類したもの。
2)「要素」=高さ、色彩、屋根形態、素材、容積建蔽、壁面後退、緑化植栽、敷地面積など。
3)「工作物」=看板(屋外広告物)、電波塔など。
4)「場所」=面の観点(市内各所のゾーニング)、線の観点(沿道など)。
5)「ルール」=規制などの強制力の検討。
6)「啓蒙」=景観に対する住民意識の啓蒙、景観賞や景観認定制度など。
7)「景観法」=今後の景観問題に取り組むスケジュールなど。

1の種類は建築物の用途別にどういった形態のコントロールが必要か否かを検証します。
2は1と重複することになりますが、同じ問題を要素ごとに整理してみようというもの。
3は建物とは違いますが、景観問題では最重要事項の工作物に関する点の論議です。
4は市内の幾つかをゾーニングといった“面”としての見方と各沿線の“線”という見方の
二通りの視点で景観のあり方を検証しようというもの。
5は最終的に条例や景観計画などでまとめられる内容のグレードの問題ですね。
ようは「罰則規定も視野に入れた強制力を持たせるのか、お願い規定のように緩くまとめるのか」
その辺のさじ加減も検討しようというもの。
6は市民レベルでもっと景観問題に対する意識を高めてもらうための施策などを検証。
7はバックボーンとなる景観法を市行政として今後運用していく点について
上記諸々の課題を検討した後、または平行する形でどう取り組んでいくのか、
そのあたりのスケジュール的な部分まで含めて検討してみようというもの。

話し合いの中心はやはり建物形態という点になってくるでしょうが、
工作物の課題や市民への啓蒙方法などまで踏み込んだ、大きな景観問題分科会になりそうです。
ひと口に景観といっても範疇となるテーマはとても多岐に渡るものなので
すべてをどこまで詳細に検討が進められるか、時間の問題もあって難しいかもしれませんが、
大切な問題ですし今後の安曇野の景観行政に対する指針にもなりえる提言となるでしょうから、
時間の許す限り真摯な姿勢で取り組んで行ければと考えています。

次回と次々回は分科会ごとの開催予定で、
私たち形態分科会は19日に会合を持つ予定です。


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