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熊出没の増加 [その他]

近年、毎年夏から秋にかけては全国的に「熊、出没!」の情報が流れますが、
今年の大北地域(長野県の大町市~北安曇郡エリア)はとくに出没頻度が
高くなっているようで、大変危険な状況が続いているようです。
それも“山林のなかでバッタリ”とかそういうのではなく、
ホントに民家が集中する市街地でも目撃されていたりしますし、
地域住民の方は気が気ではないでしょうね。

新聞記事によれば、13日には大町市役所付近に下りてきたツキノワグマが
地元猟友会によって射殺されたとのこと。
仕事柄、よく大町市役所には出向いたりしますが、
その近所まで出て来たというのはかなり驚きです。
その他にも同市美麻地区では先月末に熊に襲われ怪我をしたという被害が出たようです。
地区内の道路沿いには“熊出没、注意!”の看板が普通のことように掲げられています。

今朝も大町市内で目撃情報があったようですが、
その場所は私が以前に仕事させて頂いた住宅の目と鼻の先で、
熊が目撃されたのは付近を流れる高瀬川沿いらしいのですが、
そのお宅は家の裏手が森になっていて、その木立は河川敷近くまで延びており、
“ある~日、森の中、熊さんに、出会った~♪”的なムードがありありなわけで。。。
と、そんな呑気に歌を歌っている場合でなく、小さいお子さんもいらっしゃるので心配です。
もちろん子供だけで外で遊ばせたりとか、そういうことがないよう
ご両親はじゅうぶん気を配っておられるでしょうが。

で、大北というと白馬村。
白馬村というと現在工事が進行中の別荘現場があるわけですが、
ご多分に漏れず(と言ってもいいのか?)、同別荘エリアも
最近では熊さんの生活圏になってきてしまっているような感じが無きにしも非ず。
つい先日まで基礎工事を担当してくれていた業者さんから
「作業中に村の広報車が『熊が出たから気をつけるづら』って言いながら走って行った」
みたいなことを聞かされたりもしました。
(註:上記引用の「~づら」は筆者の脚色です。。。)

もちろん現場まで熊が来たという訳でなく、
その時はどうやら別荘エリアの最奥(山に近いほう)で目撃されたということらしいですが、
その別荘現場も道路を挟んだ真向かいが川になっているので、
建築工事中も、そして完成後に建築主さんが利用されるようになってからも、
この時期は熊さんのことが気になるかもしれないですね。
聞くところによれば、熊は川伝いに川上から川下へと移動することが多いそうなので。

基本的にツキノワグマはというのは、人間の存在に気づくと
熊のほうから立ち去っていくのが通常らしく、
突然にバッタリ出くわしたりするのが最も危険らしいですよね。
なので山菜取りとか農作業、山登りの時などは
腰に鈴をつけて歩いたり、ラジオで音楽を流したりなどの処置を取るのが
無難な熊除けになると思われるのですが、
市街地まで出没するようになってしまった昨今では、
その程度の対応策では熊も逃げてくれないのかもしれないなと思う今日この頃。
前出の唄“森の熊さん”ではクマのほうから「お逃げなさい♪」と勧めてくれますが、
実際の熊は言葉が話せないので残念ながらそのようなアドバイスは期待できません。
交通事故に遭遇するより熊に出逢う確率の方が低いのかもしれませんが、
とにかく、これからの季節、ローカルエリアに出向く際には(それなりの)注意が必要ですね。

ちなみに安曇野界隈でも山麓エリアで熊目撃情報を聞くことがしばしあります。
観光や別荘滞在で来られる皆様、山中の行動ではくれぐれもご用心を。


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ちゃり子

私は大都市ではありませんが、都会っ子というか、もやしっ子です。
虫も苦手、動物も苦手・・・・(人間はもっとやっかい??)、ましてや熊なんて想像できません。
人家の近くまで熊さんが出てくるなんて、それだけ自然が少なくなったということでしょうね。
ますます自然を大切に、というか自然と一体となっての生活を考えなければならいのかもしれませんね。
大自然の美味しい空気を思いっきり満喫したい気分です。
by ちゃり子 (2006-09-15 23:00) 

のぶさん

>ちゃり子さん
人間社会と動物界の、本来犯すべからざる結界が
加速度を増して失われてきているのでしょうね。
なにかにつけボーダーレスになっていく昨今ですけど、
人間界の領域がそれまで交わる事の滅多になかった動物(熊とか)の
領域にまで進出してしまった結果、熊たちのほうも
「おお、そっちがその気ならこっちにも覚悟はあるづら」てな具合で
遠慮がなくなってしまったのかも。
なんだか、もののけ姫のような話になってしまいました。(笑)
by のぶさん (2006-09-17 17:00) 

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