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天満沢の家と床板 [暮らし]

久しぶりに天満沢の家を訪問。
天満沢の家.2009.12.1.JPG
セルフビルドでご主人がほぼ一年かけて完成させた家は
雪が積もった森の景観の一部になりきっていて、とてもいい感じ。

訪問は一年ぶりくらいになるかな?
前回はまだ生まれたばかりの赤ちゃんだった下のお子さんが
すっかり大きくなっていて、子供の成長の早さを改めて実感。
悪戯が過ぎておかあちゃんに叱られても、
めげずに腕白ぶりを発揮する上のお兄ちゃんにも拍手(笑)。

美味しいコーヒーをご馳走になりながら奥さんと雑談していると
床板の話になり、冬場は隙間がすごくなるということで。
全般的には目立たないところも多いのだけれど、
リビングのストーブに近いエリアはけっこう目立つ隙間が出来ていて。
天満沢の家.2009.12.2.JPG
天満沢の家.2009.12.3.JPG

聞けば昨シーズンも同じように隙間が発生して、
逆に夏場は反対にびしっと隙間が埋まっていたとのこと。
夏場の膨張も板が浮き上がってくるほどのものではないそうなので、
とりあえず許容範囲内の動きで納まっているのかなと、ちょっと安心。

このお宅でこちらからお勧めして採用してもらったのはラーチの15mm。
天然オイルで塗装仕上げ済み、6尺長さの四方実付なので施工性に優れ、
値段も頃合いで色合いも落ち着いているのでウチの事務所としてはときどき採用している。
欧州カラマツの別称どおり外材なので、ウッドマイレージの点ではちょっと難あり。
ホントは国産の杉やカラマツ材を使用したいところなんだけれども。

ただ、パインのログ壁の家にラーチのやわらかい赤茶系の色合いはむしろお似合いだと思う。
自然な風合いの色目だし、全体をパインで統一するよりもむしろ調和がとれて
家全体としていい意味でメリハリが出て、それが逆に落ち着きに繋がっていく感じで。

クライアントの好みの問題でもあるし、ウッドマイレージも含めて
決してラーチがお勧めの上位にランクしているわけでもないのだけれど、
在来軸組みの家づくりでは当たり前のようにしている各部位ごとの素材選択は、
パインオンリーのフルパッケージで思考しがちなフィンランド系ログハウスなどでは
とくに必要なことだと感じている。
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