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ペレットストーブ [暮らし]

穂高在住の知人宅に本日、ペレットストーブが入りました。

自宅は2年ほど前に新築したログハウスで、
以前から生活スタイルなどに合う暖房器具を探していたらしく、
私が今年の春に新築施工した別荘のオーナーがペレットストーブを導入された話をしたところ、
あれよあれよという間に「新しい暖房はペレットで!」と決定した次第。

最近とみに注目を集めているペレットストーブですが、
まだよくご存知でない方もいらっしゃるでしょうね。
簡単に言ってしまえば、
「木材のおが粉を固めた“木質ペレット”を燃料にした暖房器具」ということ。
木材を機械にかけて細かなおが屑にし、それを各種の方法で固形化し
それを器具に注ぎ込んで燃焼させるわけです。
(ペレットの写真を撮ってこなかったのは不覚っ!)

じつは今春に新規導入した件の別荘宅のペレットストーブですが、
私の事務所で採用するのはその時が初めて、今回が2回目。
薪ストーブは、過去に何度も施工実績がある。。。
FF式燃焼器具も、ログハウスに採用した経験は幾度かある。。。
ペレットは間伐材を有効利用した燃料を利用することから
エコロジー商品として注目を集め、私も数年前から気にはしていたのですが、
当時見た資料に載っていた器具のデザインがいまひとつな印象だったことや、
燃料コストが必ずしも安いとは言えないなどの理由で、
建築主さんたちにこちらから積極的に勧める気にはならずにいたのです。

初めて導入した別荘宅も、ペレットの話を切り出したのは建築主さんのほうからでした。
研究熱心な建築主さんご自身で調べて見つけられてきたペレットストーブ。
“made in CANADA”のそれはデザインもお洒落で値段も手頃。
カタログスペックでは燃焼効率も決して悪くない。
(まあこの点については設置する住宅などの条件によって大きく変化するでしょうが。)

建築主さんのご英断(?)のおかげで、
私もペレットストーブとめでたく対面を果たす事が出来ました。
そのお宅はこれから初めて本格的な冬を迎えるわけで、
実際に設置したストーブがスペック通りの期待値を供給できるのか、
注目されるところです。
朝晩はかなり寒さを実感するようになって来ましたし、
次回来られた際はきっとストーブを燃焼させるだろうと思うので、
感想など伺ってみようかと思っています。

で、本日設置完了した知人宅では、さっそく本格稼動を開始しており、
私もさきほどお邪魔して燃焼具合を観察(実感)してまいりました。
けっこうな暖かさでございます。
といっても、真冬に比べればまだまだ気温も高いこの時期ですから
暖かさの実感は眉唾の感が無きにしも非ずですが、
それでもなかなかよろしい印象を受けました。

まず、FF式なので室内空気を汚さないし、設置スペースの内装制限がない。
重量が薪ストーブほども重くない製品が大半なので、床の補強が不要。
温風噴き出しもあるのですけど、
基本は器具本体の輻射熱(遠赤外線)によって部屋の空気が暖められ、
建物全体がじんわりと熱をキープするようになるので
「ほっこり」という表現がピッタリくるような実感があります。
更に良いのは薪ストーブなどと同じで炎が耐熱ガラスを通して鑑賞できること。
特に採用した機種は正面のガラス部が大きなタイプなので
炎の鑑賞ということではなかなか良いデザインになっていると思います。

灯油などに比べて燃料となるペレットの調達コストの高い点がネックですが、
効率よい燃焼や設置場所を熟考すれば経済的な運用も可能だと思いますし、
なにより化石燃料一辺倒の暖房から脱却できるというのは
積極的な検討に値する事だと思います。
(電源が必要であることや、ペレットの生産に費やされる製造エネルギーを考えれば
100%エコロジーとは言い切れないですけど。)

器具もペレットも国産製や外国製を問わず、かなりの数が出回るようになってきました。
前回も今回も採用したのはカナダ製の同モデルで、
これ以外に採用実績がない私としては簡単に比較寸評など出来ないのですが、
それでもこのモデルはなかなかお勧めできるのではないかと
勝手に考えたりもしています。


(エンバイロ社製、エボリューション。)

今回の知人宅のように、当事務所にて設計施工させて頂いたお宅以外でも
設置工事は可能ですので、どなた様でもお気軽にご相談頂ければと思います。

幣事務所のウェブサイトはこちら

http://www.takamatsu-log.com/ (高松建築工房)

今回採用したストーブメーカーのウェブサイトはこちら

http://www.enviro-fire.co.jp/ (エンバイロファイヤー社)


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のぶさん

先日、この記事にコメントしてくださった方がいらっしゃいましたが、当方のミスで誤って削除処理してしまいました。内容として“お知らせ”欄の削除対象に該当するものではなかったため、申し訳なく思っております。もしここをご覧頂けているようでしたら、よろしければ再度コメント入力して頂けると幸いです。恐れ入りますが宜しくお願い申し上げます。
by のぶさん (2009-01-05 18:38) 

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