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小布施町町立図書館まちとしょテラソ [その他]

昨日、小布施に行く用事があり、町立図書館を訪ねました。
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ついで、ではなくて、穂高のまちなかにぎわいプロジェクトの関係で
図書館そのものに用があったのですが、
通称“まちとしょテラソ”を訪れたのは今回が初めて。

平成21年に完成した、まだ真新しい図書館は
早稲田大学の古谷誠章氏+NASCAが設計デザインした建物。
建築関係の各種の賞を受賞しているこの平屋建ては
昭和な雰囲気満点の小布施町役場の裏手にあり、
隣接して小学校があるという立地。

曲線を描く屋根のデザインに特徴があり、
室内のゆったりした天井高からしても、
平屋建てという点を考慮しても、
外観としては威圧感は感じられないフォルムになっていますね。
隣接の小学校の校庭から一段下がった土地にあることも
威圧感の低減にいい影響を与えていると感じました。

内部はこの屋根を支える3本の支柱が見られるのですが、
館長の説明によると
まず「テラソ」とはラテン語の大地などを意味するテラと
「照らそう」を掛け合わせた造語であり、
この3本の柱はこの地から伸びた樹木を表現しているということで。
天井から吊り下げられたペンダントライトは星をイメージ、、、だったかな?

木質素材を多様した天井と壁はどこか落ち着いた雰囲気もあり、
白壁の面積も大きくテーブルなども白を基調としているので
木質の重さが軽減されて明るい雰囲気は保たれていますね。

昨年だったか、トリップアドバイザーのサイトにて
「死ぬまでに行ってみたい世界の図書館15」に選ばれた同図書館。
世界の15選というランキングの位置付けが妥当かどうかはさておき、
役場と学校に隣接して駅から歩いてすぐという立地は
住民側の利便性からみて使い勝手がよくいいのではないでしょうか。
もっとも、県内でもっとも小さな町である小布施の場合、
多少位置が違っても利便性に大差はないのかもしれませんが。

今回、まちづくり関係の視察だったので
ゆっくりと建物を観察する時間がなくて残念でしたが、
また小布施に行く機会があれば立ち寄ってみたいと思います。
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(撮影日:2014年7月23日)
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棟上げ、無事終えました [家づくり]

建て方準備を進めていた富田の家。

本日、無事に棟上げを行うことができました。

朝から曇天時々晴れ間が覗くといった状況で、
天気予報では午後から大雨↓。
雲行きがずっと気になりつつの作業となりましたが、
お昼過ぎにわずかに水滴が落ちてきた程度で、
夕方作業を終えるまでけっきょく雨に見舞われることもなく、
無事に棟上げと屋根の防水まで始末することができました。

今日は棟梁はじめ数名のベテラン大工が集まっての作業でしたが、
下働きとして自分も現場の手伝いに参加。
材木もまくばりや現場の整理清掃程度くらいしから手伝えませんが、
それでも多少なりと役に立ったのかなと、思いたいところです(^^;

お施主様ご夫妻も現場にずっと居ていただき、
住まいの骨組みが着々と作られていく様子に感激されていらっしゃいました。

もちろん、家づくりはまだ始まったばかり。
これから夏場を越えて秋口にかけて、作業を進みます。

まずは、本日の現場作業に出向いた職人さん方、お疲れ様でした。
そして、お施主様。本日はおめでとうございました。

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基礎工事完了、まもなく建て方 [家づくり]

富田の家。

先月から続いていた基礎工事が無事完了し、
現場はいよいよ建て方へと突入して行く直前です。

基礎工事に続いて設備配管工事も屋外敷設は完了し、準備万端。

プレカットの済んだ木部材も現地搬入を済ませ、
昨日は棟梁が土台敷設のための墨出し作業を行うということで、
自分もちょこっとだけ作業のお手伝い。
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足場もしっかり掛けられて、今週半ばに建て方です。
あとは当日の天気が雨降りになりませんようにと祈るばかり。

ところで、昨日現場に居合わせた業者さんに
「設計士さんが現場作業(墨出し)手伝っているのなんか、はじめて見た。」
って言われてしまいました(^^;
今回、たまたま棟梁から手が足りないからと電話をもらってお手伝いすることになりましたが、
現場作業なんて墨出しに限らずいつもいろんな場面でさせてもらってますけどね。
他の設計屋さんはどうなんでしょうね。
出来る範囲でいろいろやっている人も多いと思うのですが。

餅は餅屋で、きちんとした作業は本職が行うのが当たり前なわけで、
プロとしての設計屋の本業は現場においては工事監理なわけですけど、
それに支障ない程度で現場の軽微な作業のお手伝いくらいはなんのこともないわけで。

それにたとえごく簡単な、清掃程度のお手伝いだったとしても、
現場の作業に直接触れることで初めて知ることだってけっこうあるわけで、
施工側といい関係を築いていくためにも重要なことですよね。

職人さんたちと触れ合い、その思いや考え方といった机上の計算だけでは分からない、
現場の空気というものを汲み取って設計に活かして行くのも
設計屋としてなにより大切なことですね。

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現場の足場最上段から見た眺め。
霊峰有明山の眺望が最高です。
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